そもそも水処理とは?
限りある水資源を利用できるよう
水をみがき、きれいにすること。
川の水や地下水などは、そのまま飲むことができません。ごみなどの不純物やバクテリアなどの細菌を含んでいることがあるからです。そのため原水の水質に見合った処理方法で、水をみがき、安全できれいな水をつくる必要があります。それを「水処理」と言います。水処理には大きく分けて用水処理と廃水処理の二つがあり、私たちが飲むための水づくりだけに限らず、目的に応じたさまざまな場所でその技術が必要とされています。
上水道
処理施設
暮らしに欠かせない
家庭や都市で使われる水をつくり届ける。
下水道
処理施設
使われた水をみがき、
公衆衛生の向上・河川の水質改善に貢献する。
工業用水道
処理施設
暮らしを彩るものづくりの現場で使われる水を
つくり届ける。
農業集落
排水処理施設
農村で暮らす人々の
生活排水を自然に戻して生活環境の向上に
貢献する。
汚泥再生
処理施設
し尿や
浄化槽汚泥を処理し、
資源として再利用する。
水機テクノスは、
これらの水処理を行う施設を
支えています。
現状の課題とは?
施設の老朽化が進むとともに、
メンテナンスのニーズが増加中。
昭和の時代、高度経済成長期に急速に建設が進んだ浄水場などの水処理施設。現在、全国の多くの水処理施設は老朽化が進み、更新の時期を迎えています。そのため、これからはさらに施設や設備更新のニーズが拡大していくことが予想されます。また、人口減少に伴い、新しい施設を建設するのではなく、現存の施設を継続して使用することを求められるケースが増えていくため、細やかなメンテナンスへのニーズも高まってきています。
水処理の未来とは?
未来の水インフラを守るため、
新たなプロジェクトが次々と。
水処理施設の老朽化に対し、どのように維持管理を進めていくかが重要です。多くの自治体では人口減少による財政面や体制面での課題が深刻化してきています。そのような時代や社会の動きに合わせて今、さなざまな新しい取り組みが進められつつあります。
PROJECT01
ウォーターPPP WATER Public Private Partnership
浄水場などの公共施設について、運転維持管理や更新を行政と民間がパートナーシップを組んで行う新たなマネジメントの仕組みです。民間のノウハウを活用することで、技術継承やコスト削減を図るものです。人口減少や施設の老朽化が進む中、暮らしに欠かせない水インフラをこの先も守っていくために、各自治体で積極的なモデルケース事例が生まれ始めています。
PROJECT02
AIやICTの活用 Use of AI and ICT
浄水場での薬品注入はこれまで、濁度やpHなどの水質の変化に合わせ、人の経験を頼りに調整が行われてきました。それに対してAIは、過去の実績を機械学習することで、適切な薬品注入量を即座に導き出すことが可能に。私たちの判断を強力にサポートしてくれる相棒になりつつあります。
また、降雪量の多い地域の浄水場などは、人が目視で設備を点検することが難しい場合も。そこでICTやドローンによる監視・点検が行われ始めています。さまざまなデジタル技術の活用により、安全性の向上や作業効率の最適化が実現されます。
PROJECT03
群マネ
(地域インフラ群再生戦略マネジメント)
Regional revitalization
小規模な市区町村の多くでは、浄水場の運転維持管理だけではなく、他分野のインフラの管理においても人員や予算不足が起きています。そこで地域のインフラをより広域な「群」として捉え、マネジメントの統合を図る取り組みが始まっています。例えば、複数の市区町村が連携し、道路や公園、河川や水道をまとめて維持管理していくケースです。将来的には各所のインフラ点検と同時に、地域住民の買い物代行や介護施設への送迎を行うなど、行政サービスとの連携も検討されています。